心房細動カテーテルアブレーション二回目手術日!

終わってしまえば早いもので、昨日の手術日を振り返りましょう。

 

午後13:00からの手術なので、朝食後のんびり、とはいえ緊張のため昨夜3時間くらいしか寝てないんですけど、目はぱっちり、というかやはり緊張。

トイレに数回、お通じよし、窓から外の景色を眺めに病棟内ウロウロ散歩。

手術直前、文字通り痛みと恐怖の中半日拘束されるので、切ない気分。

術後動けなくなるので、持ち物の整理や着替えの準備、後悔ないよう聴きたい曲聴きなが好きな本読み、保険会社への提出診断書の手続きに行ったり、手術直前までギリギリ動く。

落ち着かないんですよね、どうしても。

 

手術前の点滴も1発ok、さすが大学病院、看護師さん上手!

青い長い手術着を着て、尿道カテーテルもスムーズに。

昨日剃ってもらった局部に前貼り、白い着圧ストッキングを履かせてもらう。

 

ストレッチャーで手術室へ移動。

今回2回目なので、前回より緊張感増し増し、夫の手を握ってしまう。

ストレッチャーを押して運んでくれた若い可愛い看護師さんも

「大丈夫ですよ、全員無事に戻ってきてますから!」と肩を触ってくれる。

ありがたし!

 

手術室は前回の医療機器からの電子音でうるさい感じがなくて、静か。若い医療スタッフの皆様が声をかけてくれて、少しほのぼの落ち着いた感じ。

初回は音から怖かったのね。

カラダ動かしちゃダメ、枕無しで手術台にこれから数時間拘束、ですが今回恐怖感少なめ。

主治医の先生に早めに笑顔で声かけてもらったからかしら。

とはいえ、足の付け根の麻酔注射数回は痛い、カテーテル挿入の圧力も強く半端なく痛い。

拘束と痛みに弱いんです。

手術台で自由になるのは右手のみなので、薄い固定柵のフチを握りしめて耐える。

布を被って、首の麻酔注射数回も痛い。首の付け根カテーテル挿入も足よりは細いとはいえ、圧力、痛さにフチを握りしめて耐える。

心房内のアブレーションはおそらく10数回。

じわーと痛くなるので、痛い時は「痛いです」と訴えると、やめてくれる感じ。

そのうち、軽い麻酔、痛み止めの点滴が入ってぼーっとする。

気がつくと数回寝ている。しかも口開いてる!力抜きすぎ?

手術着を着た体の上にタオル、その上にゴムの保護マットがかけられているので、保温性バッチリの体、正直暑い。

数回顔汗を拭いてもらう。

手術が終わった時は汗で体がびっしょりだったそうです。

自分の体は膝先しか見えないんですけど。

 

さて、寝落ちの後起きると、手術作業ないし、静かだし先生方も周りにいない。

1人手術放置?と不安になると、主治医の先生が来て

「心房細動が多発してます。治療はスムーズに進んでいますが、発作が治まってから次の箇所を焼く準備をしています」と笑顔で。

胸はドキドキ💓、不安から、の前に心房細動なんですけど。不安です。

心房細動を治すための手術で、心房細動多発で止まらずそのために休止とは、やばいのではないのか?

でも、穏やかな雰囲気は変わらず、看護師さんが優しく励ましてくれたり汗拭いてくれる。

 

しばらくして、数回「待ち」体制の後、アブレーションじわーっと数回再開。

汗だく。

待ちが長いと、もうやめたほうがいいのでは、と言いたく脱走したくなりますが、皆さま真剣なので、我慢する。それに、体内にカテーテル数本入ったままだし。

動いたら刺さるだろうし。もう逃げられない状態なのです。

 

ようやく「終わりですよ。長時間よく頑張りましたね。」と、皆様に褒められて、手術終了。

先生方から、説明を受ける。

 

途中から助っ人に入ったと思われる、主治医の先生よりちょっとキャリア上かな?みたいな先生も1人途中からいらして、丁寧に2人から説明を受けたのでした。

 

前回手術のバルーン冷却で焼いた左心房の4つの静脈は完全にブロック出来ていて、大丈夫だったこと。

それ以外の箇所から多数信号が出ていたので、見つけながら焼いたこと。

1番最後の箇所が、右心房のカテーテルが届きにくく見つかりにくい梁みたいなカーブの内側だったので、とても時間がかかったこと。

調べながらやったので時間はかかったけど、再発はほぼないのでは、ということ。

多数焼いたので、ここ1ヶ月は脈や熱が落ち着かないかもしれないので気をつけること。

 

それにしてもよく頑張った!

カテーテルを抜いてもらう痛みと圧力に耐え、出血と消毒薬を拭いてもらって、先生方に止血してもらったところをしばらく手で押さえてもらった後に止血帯できっちりきつく止めてもらう。

手術着とその上にかけていたタオルは汗びっしょり。

拭いてもらうので時々ほぼ全裸で応答してますが、多数に見られて恥ずかしいどころではなく、生死がかかった場所でのあたりまえの光景。お互いに。病院ですから。しかも超真面目な手術室ですから。

 

寝たままお礼を言って、ストレッチャーで病室へ運んでもらう。

病室担当の可愛らしい看護師さんに聞くと、7時間の手術だったことを初めて聞いて、びっくり。

7時間って、予定の倍以上で、終わってしまうと早く感じたような。

途中待っていた夫に先生から説明したそうです。流石に長すぎですから、心配したようです。

これほど長時間なアブレーションは、年に1、2回らしい。

よく耐えましたね、女性って強い、とか褒められる。と、やはり嬉しい。

緊張から解放されたので、あまり疲労感はない。

 

病室に戻ると、心配顔の夫にも褒められる。

T字帯と長い病衣に着替えさせてもらい、右足固定で8時間寝る指示。

血圧も脈拍も熱も血中酸素濃度も正常。

吐き気もないけど、食欲も全くない。

別室で夫と先生、手術について改めて説明会。

その後、その報告を簡単に聞いて、面会時間を過ぎているので、夫に帰宅してもらう。

ありがとう。

 

2時間後、看護師さんに薬を介助してもらって水分とともに摂取。

疲れて、眠った。

 

しかしその2時間半後、目が覚めて寝れない。

腰痛い、というほどではないけど、長時間仰向けつらいし寝相悪いし、ついつい横向いちゃうんですね。

2回ほど巡回の看護師さんに注意される。出血ひどいと、朝になっても寝たきりになりますからね。

 

iPad miniちゃん大活躍。

暗闇でもKindleで本読めるし、音楽聴けるし。星野源BGMに「そして生活は続く」読む。

読み終わったらiPhoneテザリングでドラマ「ランチのアッコちゃん」通して見れちゃう!原作と違うところもまた楽しい。

NHKさん、いい仕事してます。

 

結局眠れないまま楽しく朝を迎え、横向きで数回寝たため傷口から出血しましたが、乾いていたし、足踏みしても大丈夫なので、点滴や尿道カテーテルも外してもらう。

自分で傷口の周りの出血や汗の跡を拭き、ストッキングとT字帯を外して、いつもの下着と靴下、病衣を身につける。

指輪とアロマネックレスと時計、といういつものセットを身につけて、日常に帰ってきたという感じ。

 

今回、足の内出血も首の内出血もほぼない。

綺麗に丁寧に手術してもらいましたね。

胸の動悸もほぼないです。

昼過ぎの今、体温が7度3分ですが、違和感なし。

 

昼前に主治医の先生と笑顔でお話し。

異常がなければ、明日午前中退院。

怪しいところはしっかり焼いたので、今度こそ大丈夫かな。

今度は近くの病院で、月末に回診で大丈夫みたいです。

ゆっくりで焦りましたが、安心して手術を受けることができました。

先生の可愛いくりくりした笑顔と落ち着いた説明で安心できました。これは、言わなかったけど。

笑顔でお礼が言えました。

 

術後1日目の今日は、焦らずゆっくり病室で過ごします。

また発作が出て退院伸びず、再手術もありませんように。

 

わたしのからだ、特に心臓ちゃん、よく頑張りました。

「生きよう!」というのがテーマだったので、落ち着いて手術に耐えました。

死んでられない、生きよう!元気に楽しく!幸せに😊❤️

 

今心配して付き添いのはずの夫が隣で爆睡しています。

心配してくれて、家事や仕事の代わりをしてくれている多数の皆さまにもお世話になっています。

皆さんのおかげです。

私もいい仕事をしよう。どんな形でも。

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